LEDネオンサインができるまで——福岡の自社工房から、製造工程をお見せします
LEDネオンサインを眺めているとき、「これは、どんなふうに作られているんだろう」と思ったことはありませんか。やわらかく光る一本の線も、できあがったものだけを見ていると、その背景まではなかなか想像しにくいものです。実は、一本のLEDネオンサインができあがるまでには、いくつもの工程と、そのひとつひとつに向き合う人の手が重なっています。
neoneon(ネオネオン)は、福岡の自社工房でLEDネオンサインを完全自社製造しているブランドです。設計から製造、検品、そしてアフターまでを、同じ屋根の下で一貫して手がけています。今回は「ここで、この人たちが作っています」ということを、製造の流れに沿ってお見せしたいと思います。普段はなかなか見えない裏側ですが、選ぶときの安心につながればうれしいです。
工程1:デザインを、光る線へ翻訳する

すべては、お預かりしたデザインやロゴ、文字から始まります。けれども、紙の上の線をそのまま光らせればよい、という単純な話ではありません。LEDネオンサインは「一本の連続した線」で光らせていくものですから、どこを一筆書きでつなぎ、どこで折り返すのか、線の太さや曲がり方をどう取るのか——光ったときに一番きれいに見えるように、製造の目で設計図に翻訳していきます。
この段階で、社内のデザイナーと作り手が同じ場所で相談できるのは、自社で一貫しているからこそです。「この曲線はもう少しなめらかにできる」「ここは光のムラが出やすいから調整しよう」——作る人と描く人の距離が近いほど、仕上がりの精度は上がっていきます。
工程2:LEDチューブを、一本ずつ手で曲げていく
設計が決まったら、いよいよLEDチューブの加工です。デザインの線に合わせて、職人がチューブを一本ずつ曲げていきます。直線の伸びやかさ、カーブのなめらかさ、文字の角の立ち方——このあたりは、手の感覚がそのまま出る工程です。同じデザインでも、誰がどう曲げるかで表情が少し変わります。だからこそ、ここはていねいに、一本ずつ向き合います。
こうした手作業の積み重ねが、最終的な「線のきれいさ」に静かに反映されていきます。同じLEDネオンサインでも作り方によって仕上がりが変わる理由については、コラム「同じLEDネオンサインでも製法はさまざま」でもお話ししていますので、よろしければあわせてご覧ください。
工程3:土台(アクリル)を切り出し、形にする

光る線ができてきたら、それを支える土台をつくります。多くの場合はアクリルを使い、デザインの輪郭に合わせて切り出していきます。文字のかたちに沿って抜いたり、背板として整えたり——用途や設置場所によって、土台の形も変わります。ここでカットの精度が甘いと、せっかくのチューブが浮いて見えたり、輪郭がぼやけたりしてしまいます。
素材の状態を見て、切り口を確かめ、必要なら手を入れる。この調整を「自分の目の届く範囲」でできることを、私たちは大切にしています。土台と光る線、その両方の相性まで含めて一本のサインです。だからこそ、同じ工房で土台と光る線を合わせながら進められることを、私たちは大切にしています。納得のいくところまで、その場で確かめながら仕上げていけるからです。
工程4:配線し、組み上げる
チューブと土台がそろったら、配線をして組み上げていきます。光らせるための電源まわりをつなぎ、チューブを土台に固定し、一つの製品としてまとめていく工程です。表からは見えにくい部分ですが、長く安心して使っていただくためには、ここの作り込みがとても大切になります。
配線や電源まわりは、後々のメンテナンスにも関わってくる部分です。自分たちで組んでいるからこそ、どこにどんな配線が通っているかを把握できますし、万一のときにも構造を分かったうえで対応できます。屋外でお使いになる場合には、チューブを自社工房で屋外向けの仕様に加工して備えることもあります。ただ、設置場所の環境によっては屋外をおすすめしないこともあり、その時は正直にお伝えして、置き方を一緒に考え直すようにしています。
工程5:点灯検品——実際に光らせて、目で確かめる

組み上がったら、実際に電気を通して光らせます。ここが、私たちがとても時間をかける工程です。光のムラはないか、色味は狙いどおりか、ちらつきや点灯の不具合はないか——実際に光った状態を、自分たちの目で一つひとつ確かめます。図面の上では分からないことも、光らせてみると見えてきます。
気になるところがあれば、その場で手を入れ、もう一度確かめる。お客様のお手元に届いてから「あれ?」とならないように、ここで通せるものだけを通していきます。完全自社製造で、すべての工程が同じ場所にあるからこそ、検品で見つかったことを前の工程にすぐ戻して直せる——この行き来のしやすさが、仕上がりの安心につながっていると感じています。
工程6:ていねいに梱包して、お届けへ
検品を通ったサインは、輸送中に傷んでしまわないよう、ていねいに梱包してお届けの準備に入ります。せっかくきれいに仕上がっても、届くまでの間に欠けてしまっては台無しですから、最後まで気を抜かないようにしています。ここまでが、一本のLEDネオンサインができあがるまでの流れです。
こうして並べてみると、ずいぶん多くの手が重なっていることが伝わるでしょうか。私たちが福岡で完全自社製造にこだわり続けているのは、こうした一つひとつの工程を「自分の目で通したい」からです。その背景や成り立ちについては「neoneonの成り立ち」で、MADE IN JAPANで作るということの中身については「日本製LEDネオンサインという選択」でも、それぞれお話ししています。
まとめ——「どこで、誰が作っているか」が見えること
LEDネオンサインは、できあがったものだけを見ていると、その背景までは見えにくいものです。でも、こうして工程を一つひとつたどってみると、「どこで、誰が、どんなふうに作っているか」が見えてきます。私たちは、その見えることそのものが、長く使っていただくうえでの安心になると信じています。
ここでご紹介したすべての工程を、neoneonは福岡の自社工房で、職人の手で進めています。あなたのためだけの一本を、最初から最後まで同じ作り手がお付き合いしてつくります。LEDネオンサインをオーダーメイドで相談してみたいと思われたら、どうぞお気軽にお声がけください。「こんなものを作りたい」という段階からで大丈夫です。
「こんなものを作りたい」というイメージを、ご相談の前にその場で形にしていただくこともできます。まずはフォントシミュレーターで、文字やロゴをネオン風に試着してみてください。色や書体を変えながら、仕上がりの雰囲気をつかんでいただけます。おおよその費用感を知りたいときは、見積もりシミュレーターで画像から概算の目安をご確認いただけます(あくまで目安の概算ですので、正式なお見積りは内容を伺ったうえで個別にご案内いたします)。試してみて気になったら、そのままお気軽にご相談ください。最初から最後まで、福岡の自社工房で同じ作り手がお付き合いしてつくります。